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Institute of Dragonfly Natural History

トンボ自然史研究所

2014年8月17日
オープン!
             

トンボ自然史研究所の調査研究活動

当研究所では、トンボの自然史を中心に、幅広い調査研究活動を行っています。

以下に、当研究所代表の生方秀紀によるこれまでの調査活動、研究活動を簡単にご紹介します。


 ☆調査活動

◇国内では、これまでに、北海道(石狩、空知、後志、渡島、胆振、日高、釧路、十勝、網走、根室、大雪山)、東京都(小笠原諸島)、長野県、沖縄県(本島、石垣、西表)等、更に北方領土(国後)で、トンボおよびトンボ生息地の調査をしました。現在は、主に埼玉県を中心に首都圏をターゲットとしています。

◇国外では、これまでに、イギリス(ウエールズ、スコットランド、イングランド)、ドイツ、スペイン;エジプト、ナミビアブラジル(アマゾン、パンタナール、他)、コスタリカ、アメリカ(ニューヨーク州);中国(四川省)、台湾、タイ、マレーシア、インド;オーストラリア(クイーンズランド)で、トンボの観察およびトンボ生息地の視察を行いました。

 ☆研究活動

◇行動生態学:なわばり行動、求愛行動、交尾行動など、トンボの社会行動を遺伝子の利己性、ESS(進化的に安定な戦略)等の観点から分析しました。
 →その成果は、Researches on Population Ecology, Journal of Ethology, Odonatologica,『トンボの繁殖システムと社会行動』(共著)、などに発表しました。

◇生活史:卵から幼虫、羽化、未熟成虫、成熟成虫、そして個体の死に至る生活史サイクルの追跡、その間の個体数の変動と死亡要因の分析などを行ってきました。
 →その成果は、昆蟲、日本生態学会誌、Odonatologica、Journal of the Faculty of Science, (Hokkaido University), Tombo, New Entomologist,などに発表しました。

◇トンボの生物多様性と保全:地域のトンボ群集の構成(種の個体数比率)の把握手法、多様性と環境要因の関連、保全への提言などを行ってきました。
 →その成果は、陸水学雑誌,、昆虫と自然、などに発表しました。

◇生物多様性の環境教育;生態系・生物多様性の保全に関する環境教育・ESD(持続可能な開発のための教育)について生態系の現場経験をベースに考察してきました。
 →その成果は、『環境教育』(共編著)、教育と医学、自然保護、釧路論集などに発表しました。

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 ☆コンタクト

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